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◆◆ 信州さんぽメールマガジン
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第149号 2018年10月10日発行 ◆
長野産業保健総合支援センター ◆◆
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「働き方改革」という言葉を見聞きしない日はありませんが、働き方改革の第2弾は、「生涯現役時代の雇用改革」で、継続雇用年齢を70歳まで引き上げるとのこと。
労働者の健康確保対策、治療と仕事の両立支援など産業保健の重要性はますます高まりそうです。
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◆研修会のお知らせ
◆関係機関情報
◆おしらせ
◆編集後記
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◆研修会のお知らせ
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11月及び12月の研修会は次のとおりです。
ホームページから申込可能です。
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≪長野会場(フージャース長野駅前ビル 4階会議室)≫
☆「 労働者の傷病と労務管理をめぐる法的リスク 」
~ メンタルへルス不調の事例を取り上げて ~
平成30年11月06日(火) 10:00~12:00
神田法律事務所 代表弁護士 織 英子 氏
メンタルへルス不調で休業する労働者に対し、職場はどのように対応していくのが望ましいか。法的紛争リスクを分り易く説明します。
病気を抱えながら就労する労働者が増えるなか、メンタルへルス不調による休業は、労働者の回復の程度と職場復帰の可能性の判断をめぐり、職場と労働者が対立することがあり得ます。
特に、一定期間内に職場復帰の可能性が見込めない労働者に対しては、休職後に雇用契約を終了(退職)しなければならない場合があることは否定出来ません。
その対応方法・留意事項等について、過去の判例を含めて、法的リスクを説明します。
☆「 健康長寿と健康格差を踏まえた保健指導 」
平成30年11月15日(木) 13:30~15:00
諏訪形クリニック 院長 倉沢 和成 氏
日本は世界一の平均寿命、健康寿命を維持してきたが、これ以上の健康寿命を維持するためにには人々が自然に健康になれる社会環境づくりを目指すべきである。さらに、健康格差の現状にも触れる。厚労省が示した2013年から10年間の具体的な健康目標を定めた「健康日本21(第2次)」と2035年の健康や医療の展望を示した「厚労省保健医療2035」を学びたい。
※産業医、産業看護職、衛生管理者、産業保健担当者、企業経営者を想定した講義内容です。
☆「 メンタルへルス事例検討 」
平成30年11月26日(月) 15:00~17:00
信州大学医学部精神医学教室 教授 鷲塚 伸介 氏
精神障害、パーソナリティ障害、発達障害など、メンタルヘルス事例は多岐に渡っています。そして、その対応には各事例に合わせた臨機応変さが求められます。正解が1つに決められないことにメンタルヘルス事例の難しさがあるとも言えます。本研修では、参加者から事前に事例を出していただき、その対応を皆で考えます。
全員で討議を行いますので、メンタルヘルスの知識が全くない方は対象外とします。事例を出していただける方は、概要を所定の用紙にまとめてあらかじめ事務局にご送付いただきます。参加申し込みを受けた後、事務局から事例記載用紙をお送りします。
☆3回シリーズ「 相手が考えやすく働きやすくなるコミュニケーションのコツ 」
~ 人格適応論を活用して ~
第1回 平成30年12月07日(金) 13:30~16:00
第2回 平成30年12月21日(金) 13:30~16:00
株式会社 Dream Seed 代表取締役 三井 洋子 氏
人は皆ちがうとわかっていても、つい自分流のやり方を基準に考えてしまいます。
外からの情報をとり込む五感の使い方のクセ、身体の反応、解釈のしかたが異なるので、良かれと思って使っている言葉や態度が相手に混乱をきたすことがあります。1)自分のことを知る 2)他のタイプを知る 3)相手に合わせたアプローチを工夫する 順を追って考えてみましょう。
メンタルへルス担当、人事労務担当、産業看護職、人材育成担当を想定した内容です。
※第2回・第3回につきましては第1回を参加した方に限ります。
☆「 事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン 」
平成30年12月13日(木) 13:30~16:00
両立支援促進員 中村 恒雄 氏
両立支援促進員 小林 美智子 氏
近年、がんの治療は進歩し、がんになっても仕事を辞めず、働き続けることができるようになってきました。社員が治療を続けながら働くことができる環境を整備する必要が高まっており、「治療と職業の両立支援対策」は、メンタルヘルス対策と同様に、今、企業が取組むべき大きな課題の一つです。本研修では、両立支援ガイドラインの理解と運用に役立つ内容を紹介します。まずは、内容を知ってもらうことが取組への第一歩です。
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≪佐久会場(佐久情報センター 大会議室)≫
☆シリーズ「 産業保健の担い手、受益者(労働者)を強化する 」
~ 職場の危険因子、リスクを見積り安全衛生管理につなげる ~
平成30年12月17日(月) 13:30~15:30
信州大学医学部産業衛生学講座 教授 塚原 照臣 氏
職場環境や作業に潜む危険有害要因を固定し、リスクを見積り、対策につなげてゆく一連の流れについて、具体的な事例や方法を基にして学ぶ場とします。主に一般作業環境を対象とします。
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≪松本会場(JA中信会館 4階401会議室)≫
☆2回シリーズ
「職場の人間関係作りを体験的に学ぶ」きき方と関わり~言葉によるコミュニケーションの観点から考える
キャリア&メンタルサポートOffice Suzu 代表 西牧 鈴子 氏
産業医認定単位申請中
私達を取り巻く環境がどんどん変化していく中で、職場での生き方にも大きい変化の波が押し寄せています。好むと好まざるとにかかわらずこの変化の波に揺れ動かされていかざるを得ません。一人で乗り切れるものではなく、支えが必要です。支えの核になるものは職場の仲間との人間関係であると思います。意識的に人間関係作りに取り組んでみましょう。1回目は「きき方と関わり」2回目は「言葉の使い方」を、幾つかのエクササイズを通して学びます。1回のみでも参加できます。
第2回 「言葉の使い方」
平成30年11月29日(木) 13:30~16:30
コミュニケーションにとって、具体的な表現がいかに重要であるか。言葉の使い方、特に事実、推論、断定の3つのレベルがコミュニケーションに与える影響について学びます。
☆「 うつからの職場復帰の進め方 」
~ リワークプログラム利用の成果を参考にして ~
平成30年11月02日(金) 14:00~16:00
丸の内病院 精神科科長 武藤 隆 氏
うつ病・うつ状態で休職して職場復帰した方は、しばしば再休職となってしまいます。再休職に至るのには、休職者本人の要因と、職場の要因とが関係しています。リワークプログラムを利用して、職場復帰をはたした方が取組んだ課題から、職場復帰を支援する時に気をつけておく必要のある点について、検討する予定です。
☆「 産業保健スタッフが知っておきたいハラスメント対策 」
平成30年11月08日(木) 13:30~16:00
オフィス カコマ 代表 御子柴 由紀子 氏
職場におけるハラスメント対策の基本的なポイントを押さえると共に、発生する背景、必要な教育展開等についても事例を交えてお伝えします。
※本研修はハラスメント対策に関わる労務担当者、産業保健スタッフを対象とした内容になります。
☆2回シリーズ
「 ストレス調査の集団分析結果を用いた職場の環境改善ワークショップの進め方 」
第1回 「 分析結果の読み方 」
平成30年11月12日(月) 13:30~16:00
第2回 「 ワークショップの進め方 」
平成30年12月10日(月) 13:30~16:00
株式会社コミュニケーションズ・アイ 代表取締役社長 伊藤 かおる 氏
産業医認定単位申請中
1)ストレス調査の集団分析結果の読み方。事例をもとに自社のパターンも読み解いてみましょう。
2)結果を職場環境改善にどのように活かすのか、事例をもとに活かし方を検討します。
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≪大町会場(サン・アルプス大町 研修室)≫
☆「 事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン 」
平成30年11月21日(水) 13:30~16:00
両立支援促進員 小林 美智子 氏
両立支援促進員 五味 史江 氏
近年、がんの治療は進歩し、がんになっても仕事を辞めず、働き続けることができるようになってきました。社員が治療を続けながら働くことができる環境を整備する必要が高まっており、「治療と職業の両立支援対策」は、メンタルヘルス対策と同様に、今、企業が取組むべき大きな課題の一つです。本研修では、両立支援ガイドラインの理解と運用に役立つ内容を紹介します。まずは、内容を知ってもらうことが取組への第一歩です。
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≪飯田会場(飯田労働基準協会会館 大会議室)≫
☆「 職場復帰支援のポイント 」
平成30年12月06日(木) 13:30~16:00
オフィス カコマ 代表 御子柴 由紀子 氏
メンタルへルス不調による休業の職場復帰支援について、休業開始時~休業中~リハビリ出社~復帰のステップ毎に気をつけたいポイントを事例と共にお伝えします。
※本研修は職場復帰を支援する労務担当者、産業保健スタッフを対象とした内容です。
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≪伊那会場(伊那市防災コミュニティセンター 第1研修室)≫
☆「 労働法入門 」
~ 主に労働時間・賃金について ~
平成30年11月13日(火) 13:30~16:00
長野産業保健総合支援センター 副所長 徳永 和成
過重労働防止対策、働き方改革推進関連法の前提となる労働基準法の基礎について解説します。
労働基準法入門編として、現行の条文や行政解釈などを紹介しますので、初めて労務管理に携わることになった担当者の方など、入門者向けです。
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★ 各研修会の詳細、お申込みについては下記からどうぞ
http://www.naganos.johas.go.jp/event-and-seminar/
【産業保健研修会の受講を申し込まれる皆様へ】
産業保健研修会の受講を申し込まれても受講されない方が見受けられます。研修によってはキャンセル待ちの場合もあり他の方に迷惑を及ぼしています。つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。
●欠席される場合は、必ず当センターに電話・メール等でご連絡ください。
●欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。
●お申し込みの際は日程に余裕をもってお申し込みください。
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◆関係機関情報
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(なお、詳細についてお知りになりたい場合は各機関へ直接お問い合わせ下さい。)
★『職域における風しん対策について』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
★『心理的な負担の程度を把握するための検査実施状況』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01674.html
★『長野県最低賃金改正のお知らせ』
(長野労働局)
→ https://jsite.mhlw.go.jp/nagano-roudoukyoku/content/contents/saitin-leaflet301001.pdf
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◆ おしらせ
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◆◇◆センターから◆◇◆
●第11回「働く人々の健康を守るシンポジウム」が開催されます。
松本産業保健連絡協議会の主催により、「働く人々の健康確保~長時間労働と睡眠不足による健康障害について考える~」をテーマにシンポジウムが開催されます。
参加費は無料です。
お問合せ・お申し込みは一般社団法人松本労働基準協会(TEL0263-40-3600)まで。
日時 平成30年10月27日(土)13:30~16:30
場所 松本安全衛生センター 3階講堂(松本市大字神林107-55)
基調講演 「過重労働対策としての勤務間インターバル制度の可能性と課題-睡眠確保の重要性-」
講師 (独)労働者健康安全機構労働衛生総合研究所産業ストレス研究グループ 久保智英氏
●仕事と治療の両立支援出張相談窓口
長野市民病院がん相談支援センターにおいて、当センター両立支援促進員と長野市民病院常勤の社会保険労務士による出張相談窓口を開設しています。(相談無料、秘密厳守)
開設日時は次のとおりです。
事前予約制となっていますので、長野市民病院がん相談支援センター(TEL026-295-1292)又は当センター(026-225-8533)まで御連絡ください。
開設日時 10月20日(土)9:30~12:30
11月17日(土)9:30~12:30
12月15日(土)9:30~12:30
◆◇◆労災疾病等医学研究普及サイトのご案内◆◇◆
●「石綿(アスベスト)関連疾患診断技術研修」について
当機構では、毎年、呼吸器系の疾患を取り扱う医師や産業医等を対象に、石綿関連疾患に関する適切な診断技術の向上や労災補償上の留意事項の修得等を目的とした研修会「石綿関連疾患診断技術研修」を全国各地で開催しております。
石綿(アスベスト)関連疾患の診断及び石綿ばく露所見の判定には、エックス線写真の読影等が必要であり、その判断は、非常に困難な事案が多いことから医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての専門的な知識が必要とされております。
この研修会は、アスベストに係る研究に長年従事した全国労災病院の専門医師が講師を務めており、研究で得られた最新の知見や診断技術、困難な事案の診断等について分かり易く解説を行っております。
これらの取り組みについては、以下のサイトで確認することができます。
→ http://www.research.johas.go.jp/asbest_kenshu.html
※ 当センターでは、平成31年1月19日(土) 14:30~16:30
JA長野県ビル12階B会議室において開催します。
講師は、(独)環境再生保全機構 石綿健康被害救済部顧問医師 森永謙二先生です。
●情報誌『産業保健21』をお届けします。
『産業保健21』は、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人労働者健康安全機構が年4回発行している情報誌です。
送付をご希望の方は、当センターまでお問い合わせ下さい。
費用等は無料です。
→ http://www.naganos.johas.go.jp/uploads/2018/03/mousikomi.pdf
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◆編集後記
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10月だというのに気温は30度近くとなり、気持ちと体のバランスがとりにくい感じがします。休日、近所の河川敷を散歩していると、10月だというのにノコギリクワガタが樹液をむさぼっていました。昆虫も季節感のなさに戸惑っているようです。
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★メールマガジンは月1回発行しています。
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┃発 行 者
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┃ 独立行政法人労働者健康安全機構 長野産業保健総合支援センター
┃ 〒380-0936 長野市岡田町215-1 フージャース長野駅前ビル4階
┃─┌──┐ TEL:026-225-8533/Fax:026-225-8535
┃─│\/│ URL http://www.naganos.johas.go.jp
┃─└──┘
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★ビデオ・DVDの映像ライブラリー貸出しの廃止について
事業見直しに伴い、平成21年12月をもってビデオ・DVDの映像ライブラリーの貸出しは廃止いたしました。
なお、当センター内での視聴に関しては継続して実施しています。