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◆◆ 信州さんぽメールマガジン
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第145号 2018年7月10日発行 ◆
長野産業保健総合支援センター ◆◆
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梅雨明けが宣言された途端に大雨が降りました。
ここ最近は1回あたりの雨量が多くなっていると感じます。
実際、気象庁のデータでは、日降水量100ミリ以上及び200ミリ以上の日数が1901年から2006年の106年間で増加傾向にあり、最近30年間では、20世紀初頭に比較して200ミリ以上日数は約1.4倍とのことです。やはり地球温暖化の影響でしょうか。
梅雨明けのこの時期は、気温も湿度も高くなることから、熱中症予防対策も重要です。
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◆研修会のお知らせ
◆関係機関情報
◆おしらせ
◆編集後記
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◆研修会のお知らせ
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7月及び8月の研修会は次のとおりです。
ホームページから申込可能です。
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≪松本会場(JA中信会館 4階・6階会議室)≫
☆シリーズ「産業保健の担い手、受益者(労働者)を強化する」
第3回「健康診断の意義と活用法(労働者向け)」
平成30年7月20日(金)13:00~15:00
信州大学医学部衛生学公衆衛生学教室 教授 野見山 哲生 氏
産業保健の担い手、受益者(労働者)に、産業保健の意義とそれぞれが果たすべき役割はどのようなことがあるのか、を概説する。例として、メンタルヘルス、化学物質のリスクアセスメント、過重労働等に対して、なぜ、どのようにして、対策を講じるのか、といった具体的なテーマをあげて話しを進める。
その上で、特に、事業者、管理者に向けては、産業保健対策のパートナーである産業医をどのように活用していくか、衛生管理者、産業看護職に向けては、メンタルヘルス不調に対して、どのようなチーム、体制、制度を持ち、どのように自身、他の職種が役割を担うか、についても具体的に概説する。また、受益者である労働者に向けては、何故健康診断を受けるのか、を理解いただけるよう、健康診断の意義、活用法についても概説する。
☆2回シリーズ「今、企業に求められる女性の働き方」
~仕事に必要なコミュニケーションスキルを磨く~
オフィス・キャリアサポート 代表 古越 真佐子 氏
少子高齢社会のなか、ますます女性が働くことを求められていますが、実際には職場の中で男女による差、固定的性別役割分担意識が根強く残っています。そのような職場風土が変わるにはまだまだ時間がかかりますが、今、働いている女性一人ひとりが「自分らしい働き方を目指す」ために必要な課題、特に自分の意見を率直に正直に伝える自己表現の方法を考えたいと思います。
第1回 平成30年7月12日(木)13:30~16:00 (会場は602会議室となります)
第2回 平成30年8月6日(月)13:30~16:00
☆「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」
平成30年7月26日(木)13:30~16:00
長野産業保健総合支援センター両立支援促進員 矢口 敏子 氏
近年、がんの治療は進歩し、がんになっても仕事を辞めず、働き続けることができるようになってきました。社員が治療を続けながら働くことができる環境を整備する必要が高まっており、「治療と職業の両立支援対策」は、メンタルヘルス対策と同様に、今、企業が取組むべき大きな課題の一つです。本研修では、両立支援ガイドラインの理解と運用に役立つ内容を紹介します。まずは、内容を知ってもらうことが取組への第一歩です。
☆「ストレスチェックの集団分析の見方と活用」
平成30年8月27日(月)13:30~16:00
株式会社コミュニケーションズ・アイ 代表取締役 伊藤かおる 氏
具体例を用い、集団分析結果の見方と職場改善の取り組みを学んでいきます。
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≪岡谷会場 (テクノプラザおかや IT支援室)≫
☆4回シリーズ 「化学物質のリスクアセスメント」
~ 化学物質のリスクアセスメントの基礎・実習・教育方法の研修 ~
荻原労働衛生コンサルタント事務所 荻原 幸男 氏
第3回「パソコンによるばく露濃度推定ツールの実習」
平成30年7月18日(水)13:00~15:30
ばく露濃度推定ツールは、CB法等の簡単な手法で高いリスクが示された場合の再評価や化学物質を新規採用する前のリスク評価のシミュレーション法として非常に有用です。そこで、パソコンを使用し、化学物質ばく露濃度推定ツール「ECETOC-TRA(Excel)」等の操作法を体験していただきます。
(ノートパソコン(無線LAN内蔵タイプ)を持参してください。また、お困りの事例がありましたら資料を持参ください。)
第4回「GHSラベルを活用したHow to 職場の安全衛生教育」
平成30年08月20日(月)13:00~15:30
主に安全衛生教育担当者を主な対象として、労働安全衛生法の改正のポイントについて簡単に解説するとともに、リスクアセスメントの基本やGHSラベルおよび過去の災害事例を活用した安全衛生教育の方法など、労働者の化学物質の危険有害性に対する認識の向上などを目的に実施する安全衛生教育の方法について研修していただきたいと思います。
(ノートパソコン(無線LAN内蔵タイプ)を持参してください。ワード及びパワーポイントの教育資料を配布します。)
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≪飯田会場(飯田労働基準協会会館 大会議室)≫
☆シリーズ「産業保健の担い手、受益者(労働者)を強化する」
「健康診断の意義と活用法(労働者向け)」
平成30年8月24日(金)13:30~15:30
信州大学医学部産業衛生学講座 教授 塚原 照臣 氏
産業保健の担い手、受益者(労働者)に、産業保健の意義とそれぞれが果たすべき役割はどのようなことがあるのか、を概説する。例として、メンタルヘルス、化学物質のリスクアセスメント、過重労働等に対して、なぜ、どのようにして、対策を講じるのか、といった具体的なテーマをあげて話しを進める。
その上で、特に、事業者、管理者に向けては、産業保健対策のパートナーである産業医をどのように活用していくか、衛生管理者、産業看護職に向けては、メンタルヘルス不調に対して、どのようなチーム、体制、制度を持ち、どのように自身、他の職種が役割を担うか、についても具体的に概説する。また、受益者である労働者に向けては、何故健康診断を受けるのか、を理解いただけるよう、健康診断の意義、活用法についても概説する。
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≪長野会場(フージャース長野駅前ビル4階会議室)≫
☆「健康診断を生活習慣病予防に活かす」
~ 健康診断からの情報に時間経過を ~
平成30年7月24日(火)13:30~15:30
長野産業保健総合支援センター所長 矼 暎雄
毎年行われる健康診断等に、多大な時間とコストを割いています。
しかしその情報の解釈、活かし方は、必ずしも満足できるものではありません。
経時的解釈の大切さ、生活習慣病の水源と考えられる肥満の対策、いわゆる自覚症状の重要性、疲労等の新しい考察等を共有したいと思います。
☆「労働者の健康管理等に役立つ知識」
平成30年8月2日(木)13:40~15:40
飯塚医院 院長 飯塚 康彦 氏
職場の感染症対策や生活習慣病の予防に役立つ知識を身につけましょう。
産業医、産業看護職、衛生管理者または産業保健担当者を想定した講義内容です。
産業医認定・・・(生涯・専門)2単位
☆「職場において必要な救急措置の知識」
~ AEDトレーナーを活用した救急蘇生法 ~
平成30年8月22日(水)13:40~15:40
池田クリニック 院長 池田 正憲 氏
定期健康診断において冠動脈硬化、不整脈などの心臓疾患の所見が認められることがあり、突然死につながる可能性があります。職場での緊急事態にそなえ、AEDトレーナーを使用し、救急蘇生法を実地に学びます。救急の日(9月9日)にちなんだ研修です。
☆「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」
平成30年8月29日(水)13:30~16:00
長野産業保健総合支援センター 両立支援促進員 五味 史江 氏
近年、がんの治療は進歩し、がんになっても仕事を辞めず、働き続けることができるようになってきました。社員が治療を続けながら働くことができる環境を整備する必要が高まっており、「治療と職業の両立支援対策」は、メンタルヘルス対策と同様に、今、企業が取組むべき大きな課題の一つです。本研修では、両立支援ガイドラインの理解と運用に役立つ内容を紹介します。まずは、内容を知ってもらうことが取組への第一歩です。
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★ 各研修会の詳細、お申込みについては下記からどうぞ
http://www.naganos.johas.go.jp/event-and-seminar/
【産業保健研修会の受講を申し込まれる皆様へ】
産業保健研修会の受講を申し込まれても受講されない方が見受けられます。研修によってはキャンセル待ちの場合もあり他の方に迷惑を及ぼしています。つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。
●欠席される場合は、必ず当センターに電話・メール等でご連絡ください。
●欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。
●お申し込みの際は日程に余裕をもってお申し込みください。
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◆関係機関情報
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(なお、詳細についてお知りになりたい場合は各機関へ直接お問い合わせ下さい。)
★『交通労働災害防止のためのガイドラインの改正について』
(厚生労働省)
→ 詳しくは労働基準監督署へお問い合わせください
★『平成29年度石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212928.html
★『平成29年度過労死等の労災補償状況を公表』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00039.html
★『膵がんと放射線被ばくに関する医学的知見を公表』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212977.html
★『墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドラインを公表』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212834.html
★『平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況を公表』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213219.html
★『第9次粉じん障害防止総合対策について』リーフレット
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212495.html
★『職場における化学物質対策について』
(厚生労働省)
→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei03.html
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◆ おしらせ
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◆◇◆センターから◆◇◆
●情報誌『産業保健21』をお届けします。
『産業保健21』は、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人労働者健康安全機構が年4回発行している情報誌です。
送付をご希望の方は、当センターまでお問い合わせ下さい。
費用等は無料です。
→ http://www.naganos.johas.go.jp/uploads/2018/03/mousikomi.pdf
◆◇◆労災疾病等医学研究普及サイトのご案内◆◇◆
●「アスベストの研究報告(掲載)」について
本研究では、石綿健康管理手帳検診によって多数の中皮腫、肺癌症例が診断されており、その診断時年齢は73歳前後が最も多く、職業歴は配管作業や造船所内作業など石綿中等度以上のばく露作業者が多いことを明らかにしています。また、中皮腫及び肺癌においては、診断後の予後が比較的良いことから石綿健康管理手帳検診による早期発見、治療開始の重要性を示しています。
→ http://www.research.johas.go.jp/asbesto2015/thema01.html
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◆編集後記
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最近、「羆嵐」という文庫本を読みました。本屋でなんとなく手にした本ですが、読み始めたら一気に読んでしまいました。
大正時代に北海道の開拓村で6人が羆に襲われ亡くなった史実を基に書かれたものですが、元々は羆の住処であったところに人間が踏み込んで行って共存できなかったこと、人間が動物として虚弱であり、自然に対して謙虚でいる必要があることを感じました。
身近な所でも、熊やイノシシが街中に現れたニュースが多くなっている気がします。
お互いの縄張りを荒らさないようにするには、どうしたものだろうと考えさせられます。
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★メールマガジンは月1回発行しています。
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┃発 行 者
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┃ 独立行政法人労働者健康安全機構 長野産業保健総合支援センター
┃ 〒380-0936 長野市岡田町215-1 フージャース長野駅前ビル4階
┃─┌──┐ TEL:026-225-8533/Fax:026-225-8535
┃─│\/│ URL http://www.naganos.johas.go.jp
┃─└──┘
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★ビデオ・DVDの映像ライブラリー貸出しの廃止について
事業見直しに伴い、平成21年12月をもってビデオ・DVDの映像ライブラリーの貸出しは廃止いたしました。
なお、当センター内での視聴に関しては継続して実施しています。