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◆◆ 信州さんぽメールマガジン
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第136号 2017年12月1日発行 ◆
長野産業保健総合支援センター ◆◆
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平成29年度下半期産業保健研修会では、4回シリーズ「産業保健の基礎を確立する」を信州大学医学部教授の野見山先生、塚原先生に実施いただいています。
第1回は「産業保健の意義と進め方、人材、組織とその構築の仕方」とのテーマで、野見山先生から、産業保健の意義という根本的なところから、健康診断の事後措置の重要性、産業医・産業看護職・産業カウンセラーの連携の必要性などの具体的取組まで説明いただきました。
このシリーズでは、「健康診断の実施とその結果の活用」「メンタルヘルス体制の整備の仕方」「化学物質を扱う事業所に必要な考え方と体制」と現行の産業保健活動の基本的事項を示していただく研修となっておりますので、産業保健スタッフの方はもちろん人事、総務担当者の方もご参加ください。
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◆研修会のお知らせ
◆関係機関情報
◆おしらせ
◆編集後記
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◆研修会のお知らせ
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12月の研修会は次のとおりです。
申込可能です。
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≪長野会場(フージャース長野駅前ビル4階会議室)≫
☆「メンタルヘルス対策に必要なカウンセリング 応用編 」
~ 対話(ダイアローグ)スキルを学び、人間関係作りに活かす ~
平成29年12月 7日(木) 13:30~16:30
キャリア&メンタルサポートOffice Suzu 代表 西牧 鈴子 氏
「ストレスチェック制度が導入され、結果をどう活用するのか様々な模索がされていることと思います。産業現場における相談対応は、益々重要度を増しています。ケアのコミュニケーションは対話(ダイアローグ)であることに着目し、事業場で相談を受ける際の対話スキルを、認知行動療法の考え方を取り入れながら実習を通して学びます。」
☆2回シリーズ「 今、企業に求められる女性の働き方 」
~ 仕事に必要なコミュニケーションスキルを磨く ~
第1回 平成29年12月14日(木) 13:30~16:00
オフィス・キャリアサポート 代表 古越 真佐子 氏
「少子高齢社会のなか、ますます女性が働くことを求められていますが、実際には職場の中で男女による差、固定的性別役割分担意識が根強く残っています。そのような職場風土が変わるにはまだまだ時間がかかりますが、今、働いている女性一人ひとりが「自分らしい働き方を目指す」ために必要な課題、特に自分の意見を率直に正直に伝える自己表現の方法を考えたいと思います。」
☆3回シリーズ「 相手が考えやすく働きやすくなるコミュニケーションのコツ 」
~ 人格適応論を活用して ~
第1回 平成29年12月18日(月) 13:30~16:00
注:この研修会の会場は、JA長野県ビル12階12D会議室となります。
株式会社 Dream Seed 代表取締役 三井 洋子 氏
「私と他人と違うとわかっていても、つい自分流のやり方を基準に考えてしまいます。外からの情報をとり込む五感の使い方のクセ、身体の反応、解釈のしかたが異なるので、良かれと思って使う言葉や表情、資料の提示が相手に混乱をきたすことがあります。1)まず自分について知る。2)他のタイプを知る。3)相手に合わせたアプローチを工夫する。順を追って考えてみましょう。」
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≪松本会場(JA中信会館 4階・6階会議室)≫
☆3回シリーズ「 労働者の睡眠異常と対策について 」
~ 睡眠の生理・重要性と睡眠負債 ~
第2回 平成29年12月12日(火) 14:00~16:00 (401会議室)
信州大学 名誉教授 田口 喜一郎 氏
「生活の約三分の一を占める睡眠は、幼少期においては心身の発達に重要であり、生産年齢においては労働の生産性と成果の向上に不可欠である。近年社会的問題となっている「睡眠負債」の実態と対策を中心に考察してみる。」
☆4回シリーズ「産業保健の基礎を確立する」
第2回 「 健康診断の実施とその結果の活用(産業保健初級編) 」
平成29年12月22日(金) 13:00~15:00 (401会議室)
信州大学医学部産業衛生学講座 教授 塚原 照臣 氏
「本研修は、産業保健体制について今後しっかりと構築していく、または未構築であるが構築したい、事業場の衛生管理者、産業看護職、産業保健スタッフ、経営者、管理監督者等を対象とした研修会です。4回シリーズですが、単回での参加も歓迎します。
第2回 健康診断の実施とその結果の活用(産業保健初級編)では、労働安全衛生法に基づいた健康診断は、事業主にその実施が義務付けられ、単に健康診断を実施するのみならず、結果に基づいた就業上の配慮としての結果の活用が安全配慮義務を的確に遂行するためには重要です。健康診断の企画立案、実施、活用まで、初歩的な事項を学習します。」
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≪飯田会場(南信州・飯田産業センター 研修室)≫
☆2回シリーズ「 産業保健スタッフのための面談対応の基本 」
第2回 平成29年12月 5日(火) 13:30~16:00 (研修室)
オフィス カコマ 代表 御子柴 由紀子 氏
「社員からの日常的な相談、メンタルへルス不調と思われる社員との面談など、産業保健スタッフの基本的な面談対応について学びます。第2回は事例検討をしながら何にポイントを絞り、どのように関係者と連携するかを考えます。尚、本研修は上期に実施した「相談対応のポイント」をより詳しく実習を含めた内容としたものです。」
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≪伊那会場(伊那商工会館 3階会議室)≫
☆「 ストレスチェック結果の集団分析を生かした職場環境改善 」
平成29年12月11日(月) 13:30~16:00
株式会社コミュニケーションズ・アイ 代表取締役 伊藤 かおる 氏
「ストレスチェック結果の集団分析を読み、課題を探し出し、職場の改善計画を立てるところまで実習をまじえ行います。」
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★ 各研修会の詳細、お申込みについては下記からどうぞ
http://www.naganos.johas.go.jp/seminer/news_s.php
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【産業保健研修会の受講を申し込まれる皆様へ】
産業保健研修会の受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。
●欠席される場合は、必ず当センターに電話・メール等でご連絡ください。
●欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。
●お申し込みの際は日程に余裕をもってお申し込みください。
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産業医・医師向け研修
☆『石綿関連疾患診断技術研修』 産業医認定(生涯・専門2単位)
平成30年1月19日(金)14:00~16:00
JA長野県ビル12階 12C会議室
講師 千葉労災病院 アスベスト疾患センター長 由佐俊和氏
「石綿関連疾患については、他の一般的疾患と比べて情報が少なく、診断が難解であることから、未経験の医師等は、診断に必要な専門技術を習得する前に当該疾患に関する基礎知識を習得する必要があります。本研修は、(独)労働者健康安全機構が行う石綿関連疾患診技術研修の「基礎研修」として、石綿の一般的知識、石綿ばく露の把握方法、石綿関連疾患の診断及び労災補償制度等について解説します。」
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◆関係機関情報
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(なお、詳細についてお知りになりたい場合は各機関へ直接お問い合わせ下さい。)
★『平成29年度版過労死等防止対策白書を公表します』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000179592.html
★『ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/
★『第4回 医師の働き方改革に関する検討会 資料』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000184229.html
★『第4回 柔軟な働き方に関する検討会』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000185340.html
★『第3回 化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会 資料』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000184629.html
★『粒状物質の有害性情報の伝達による健康障害防止のための取組について』
(厚生労働省)
→ http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T171026K0020.pdf
★『建設業における墜落・転落災害防止対策強化キャンペーン』
(厚生労働省)
→ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000184769.html
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◆ おしらせ
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~センターから
●産業保健活動助成金のご案内
平成29年度産業保健関係助成金は、従来の「ストレスチェック助成金」に加え、「職場環境改善助成金」「心の健康づくり計画助成金」「小規模事業場産業医活動助成金」が設けられています。詳しい内容は、当センター若しくは(独)労働者健康安全機構ナビダイヤル0570-783046までお問い合わせください。
→ https://www.johas.go.jp/Default.aspx?TabId=1151
●メンタルヘルス対策支援のお申込み
事業場のメンタルヘルス対策について、メンタルヘルス対策促進員がお手伝いします。
支援はすべて無料となっています。ホームページ等などからお申し込みください。
→ http://www.naganos.johas.go.jp/counsult/mental.html
●情報誌『産業保健21』をお届けします。
『産業保健21』は、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人労働者健康安全機構が年4回発行している情報誌です。
送付をご希望の方は、当センターまでお問い合わせ下さい。
費用等は無料です。
→ http://www.naganos.johas.go.jp/other/pdf/mousikomi.pdf
~労働者健康安全機構から
労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
●「筋骨格系疾患研究」について
報告では、首都圏の多業種勤労者9、307名を登録し、腰痛に関連する多面的アンケートを施行、同意の得られた16事業所5、310人に対し翌1年および2年後の腰痛状況を調査分析し、腰痛の発生要因、慢性化させる要因は身体的な問題だけではなく、心理・社会的要因も大いに関わっていることを述べています。腰痛による休職者、離職者を減らすためにお役立てください。
→ http://www.research.johas.go.jp/22_kin/useful.html
●作業関連疾患「手根管症候群患者と作業内容(種類や期間など)との関連に関する研究」について
「手根管症候群」は手の過度の使用により、手根管が圧迫され、手がしびれる・運動障害を来すなどといった症状が起こる病気です。「手根管症候群」は「上肢障害」の一つに分類され、この「上肢障害」は上肢を酷使することの多い介護・看護・保育の分野の仕事で起きやすいとされていましたが、パソコンを使う仕事であれば、どの分野の仕事でも発生し得るため、多くの労働者によって身近な危険要因と言えます。本研究では、74手55例の症例を収集し、手根管症候群調査票の作成、Quick DASHの聴取、神経伝導速度測定を実施しました。
→ http://www.research.johas.go.jp/sagyou/index.html
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◆ 編集後記
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紅葉で山が色付いてきたなと思っていたら、いつの間にか冬の気配になり、水たまりが結氷していました。
年末の忘年会シーズンとなって、飲酒の機会も増えます。飲み過ぎによる二日酔いで頭痛がひどい時がありますが、これは、アルコールの浸透圧によって脳細胞内の結合水が失われ、脳が梅酒の中のシワシワの梅のように縮んだ状態になっているからで、このようなことを繰り返していると脳の委縮を起こす率が高くなり、特に前頭葉にその傾向が見られるそうです。
今年の苦労を忘れるための忘年会ですが、記憶を無くしてしまうまで飲まないよう自戒しようと思います。
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┃発 行 者
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┃ 独立行政法人労働者健康安全機構 長野産業保健総合支援センター
┃ 〒380-0936 長野市岡田町215-1 フージャース長野駅前ビル4階
┃─┌──┐ TEL:026-225-8533/Fax:026-225-8535
┃─│\/│ URL http://www.naganos.johas.go.jp
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★ビデオ・DVDの映像ライブラリー貸出しの廃止について
事業見直しに伴い、平成21年12月をもってビデオ・DVDの映像ライブラリーの貸出しは廃止いたしました。
なお、当センター内での視聴に関しては継続して実施しています。